頭皮のかゆみ

頭皮のかゆみの原因は、「脂性フケ」、「乾性フケ」、「白癬、乾癬などの疾患」、「不安・ストレス」 などです。

ここでは、頭皮のかゆみの原因とそれぞれの治療方法について、紹介しています。


頭皮のかゆみの原因

頭皮のかゆみの原因
■脂性フケ(フケ症状が出ない場合も含む)
  • 脂性フケ(アラキドン酸)
■乾性フケ(フケ症状が出ない場合も含む)
  • 頭皮の乾燥
  • アレルギー性皮膚炎
  • 一次刺激性接触性皮膚炎
■他の疾患
  • 頭部白癬
  • アトピー性皮膚炎
  • 乾癬
  • 頭ジラミ
  • 不安・ストレス

脂性フケによる頭皮のかゆみ

脂性フケの症状の1つが頭皮のかゆみです。
脂性フケは「皮脂量(成分)の増加」、「マラセチア菌の増殖」、「自己免疫力の低下」の3要因を原因とします。
脂性フケの原因については、脂性フケの原因をご参照下さい。

このうち、かゆみに関わるのは「マラセチア菌の増殖」で、 「マラセチア菌がオレイン酸によって頭皮を剥がし、 かゆみを知覚する神経繊維にアラキドン酸を届かせる」ためです。

脂性フケによる頭皮のかゆみの治療

脂性フケによる頭皮のかゆみを改善するには、 かゆみの元となるオレイン酸やアラキドン酸を排出する「マラセチア菌」の殺菌・抑制が効果的です。

マラセチア菌の殺菌・抑制には、以下の様な方法があります。

マラセチア菌の殺菌・抑制方法

乾性フケによる頭皮のかゆみ

乾性フケも頭皮のかゆみを顕著な症状とします。

正常な頭皮は皮脂と角質層によって守られ、 かゆみを感じる神経線維を外部の刺激から守ってくれています。

しかし、頭皮の乾燥により皮脂量が減少し、また、フケとして角質層が剥離することは、 このバリアがなくなり、かゆみを感じる神経線維が露出することを意味します。

乾性フケ、頭皮の乾燥の原因は様々で、 冬の空気の乾燥のような外部要因によるもの、 甲状腺疾患や糖尿病など病気によるもの、 エストロゲンの欠乏やビタミンA不足のような内部要因、 シャンプーや整髪剤による頭皮の荒れ(一次刺激性接触性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎)などによって起こります。

詳しくは、乾性フケ・頭皮の乾燥の原因をご参照下さい。

乾性フケによる頭皮のかゆみの治療

乾性フケによる頭皮のかゆみを改善するには、かゆみの原因を断つあるいは治療することが効果があります。

乾燥による頭皮のかゆみ改善方法

他の疾患による頭皮のかゆみ

白癬は皮膚の伝染性感染症です。 水虫やいんきんたむしと同じ真菌感染症のため、タオルやブラシなどから感染し、 治療には抗真菌薬や薬用シャンプーで治療できます。

また、不安やストレスがなぜ頭皮のかゆみを引き起こすのか作用秩序は明らかになっていないものの、 不安やストレスにより皮膚感度や感受性が増加することや免疫力が低下することが原因と考えられています。


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