フケの再発防止法

フケの再発防止法
フケはフケ用シャンプーなどで治療すると、比較的早く完治するものの、 数カ月後に再発する場合があります。

そして困ったことに、再発後には以前は効果のあったフケ用シャンプーを使っても、 フケが治らないことがあります。

しかし、フケはいくつかの再発防止方法があります。 ここではフケ治療のうち、 フケの再発防止方法について紹介しています。


フケが再発する原因

フケが完治しても再発してしまう理由は、 フケ用シャンプーなど対処療法では、 フケの原因そのものがなくなっていないためです。
フケの原因については、 脂性フケの原因乾性フケの原因をご参照下さい。

特に脂性フケの原因となる皮脂量(成分)やそれに伴うマラセチア菌の増加は、 食事療法などである程度コントロールできるものの、 長期の実施が必要なため、実行する人は少数派になっています。

そして、フケはフケ用シャンプーなどで簡単に治療できてしまうため、 多くの人はそのような解決方法を求めます。

フケの再発防止方法

フケは再発することが多いため、フケの再発防止に関わる方法は、 既に調査・研究されています。

フケの再発防止方法
  • フケが治っても頻度を少なくしてフケ用シャンプーを利用する
  • フケ用シャンプーは2種類以上を交互に利用する

フケが治っても頻度を少なくしてフケ用シャンプーを利用する

フケの症状が出ている間は毎日治療を行うものの、 フケが出なくなると多くの人は治療をやめてしまいます。

しかし、 フケ完治後も週に1~2回フケ用シャンプーを使うことで、 フケを防止することができます。
利用回数は皮脂の量や成分(いかにマラセチア菌が育ちやすいか)に依存し、 フケの症状そのものが軽微な場合には週1回程度で十分で、 フケの症状が重い場合には週3回程度が効果的です。

ただし、幾つかの研究結果から、2週間に1回の頻度では、ほとんど効果がなかったと報告されています。

フケ用シャンプーは2種類以上を交互に使う

以前に効果のあったフケ用シャンプーが再発後効果がなくなる原因は、 マラセチア菌に耐性がついたため、など言われています(完全には解明されていません)。

そのため、マラセチア菌に耐性がつかない様、 フケ用シャンプーや家庭用フケ治療方法を2種類以上交互に利用することで、 フケの再発を防ぐことができます。

この場合、シャンプーの成分が異なっていることが重要で、 「ケトコナゾール」と「サリチル酸」、あるいは、「ピリチオン亜鉛」と「硫化セレン」など、 異なる組み合わせが効果的です。

シャンプーの成分あるいは組み合わについては、 脂性フケ・脂漏性皮膚炎に効果のあるシャンプー一覧あるいは 脂性フケに効くシャンプーフケに効くシャンプーフケ対策 重曹などをご参照下さい。


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