フケ対策 重曹・アスピリンなど

フケ対策はシャンプー以外にも重曹、アスピリン、ティーツリーオイルなど、 ご家庭にあるものを活用することができます。

これらは大きく5つの効果があり、
  • 皮脂を抑える効果
  • マラセチア菌の増殖を抑える、殺菌する効果
  • フケとして落ちる余分な表皮、頑固なウロコフケを事前に落とす研磨効果
  • 頭皮の乾燥を防ぐ効果
  • 皮脂を与え、フケの脱落を防止する効果
個人のフケの原因(乾性フケ、脂性フケ)に応じて、 様々な選択をすることができます。
また、フケの再発防止法には、2種類以上の治療方法(有効成分)を試すことが有益なため、シャンプーなどと組み合わせて治療することも可能です。


フケ対策 重曹など一覧

■シャンプー前に使う
■シャンプーに混ぜて使う
  • アスピリン
  • 重曹
■シャンプー後使う
  • リンゴ酢
  • ココナッツオイル
  • ティーツリーオイル
  • リステリン
  • オリーブオイル・ベビーオイル
  • フェヌグリーク
  • レモン

アスピリン

頭痛薬や歯痛に用いられるアスピリンには、 脂性フケ用シャンプーと同じ有効成分である「サリチル酸」が入っています。
そのため、アスピリンを頭皮に塗ることはフケ用シャンプーを適用することと遜色ありません。

使い方はアスピリン適量(1~3錠程度 重症度により調整)を粉末にし、 通常のシャンプーに混ぜて使うだけです。

重曹

重曹が脂性フケに有効な理由は、「フケとして落ちるであろう頭皮を先に落とす効果」と、 「頭皮を乾燥させる効果」、「殺菌効果」です。

脂性フケの原因はマラセチア菌以外に「皮脂量」であるため、 この皮脂量を調整するのに役立ちます。

特に赤ちゃんの頑固なウロコ状のフケ(乳痂)を取る場合には、 ワセリンよりも簡単に除去できます。
ウロコ状のフケについては、 赤ちゃんのかさぶたをご参照下さい。
使い方は目的に合わせて2方法があり、 「フケを事前に落とす」ことを目的とする場合、 通常のシャンプーと一緒に重曹を大さじ1杯程度適用し、 頭皮をマッサージします。

「日中の頭皮の皮脂量を調整し、マラセチア菌の増殖を防ぐ」目的の場合、 シャンプー後、水と重曹をまぜた物(10g/100ml程度)を頭皮全体になじませ、 軽くすすぎます。

リンゴ酢・ホワイトビネガー

お酢に含まれる酢酸は抗真菌薬に使われるように、 脂性フケの原因となるマラセチア菌の減菌、抑制効果があります。

また、リンゴ酢の酸性度が菌の増殖によって変更した頭皮のPHを元に戻す効果や、 頭皮のかゆみを軽減、頭皮を柔らかくし、 頭皮環境をやわらくする効果もあるため、乾性フケにも効果があります。

使い方は週に数回、リンゴ酢を水で1/2~1/100程度に薄め、 頭皮になじませた後、10~20分程度放置してすすぐだけです。

アップルサイダービネガーを使うと、 炭酸の効果で毛穴を綺麗にする効果もあります。
お酢のフケ効果のより詳しい説明は、 フケに効くお酢シャンプーをご参照下さい。

ココナッツオイル

ココナッツオイルはフケだけでなく爪の真菌薬としても効果があります。 2004年ナイジェリアの医療微生物学大学病院で行われた研究によると、 「ココナッツオイルは抗真菌薬として有効である」と述べています。

使い方はリンゴ酢と同じで、 週に数回、薄めずに頭皮になじませた後、 10分~一晩程度放置してすすぐだけです。

塩がフケに効果があるのは、「塩が研磨剤として、脱落すべきフケを予め落としてくれる」ことと、 「頭皮がかゆい場合に効果がある」からです。

使い方はシャンプー前に水で濡らした頭皮に塩を適量振り、 軽くマッサージするだけです。

ティーツリーオイル

ティーツリーオイルは別名メラルーカオイルとも呼ばれ、 フトモモ科の植物であるティーツリーから精製したエッセンシャルオイルで、 フケだけでなく、にきび、水虫、ヘルペスなどの多くの皮膚感染症の治療に有用であると考えられています。

ティーツリーオイルの濃度は 研究内容や対象によって大きく異なるものの(5%~100%)、 フケ治療には5%を適用するケースが最も多くなっています。

使用には、洗髪後、上記ティーツリーオイルを頭皮にスプレーし、 30分~日中放置するだけです。

ただし、ティーツリーオイルは一部の人にはアレルギー反応が出る可能性があるため、 事前のパッチテストは必須です。また、経口摂取は毒性があるため、口に入った場合はすぐに洗い流して下さい。

リステリン

薬用マウスウォッシュの商品名として知られるリステリンも、フケ治療に効果があります。

リステリンはその「抗真菌特性」から、 歯医者での手術用消毒剤として利用されていたという過去もあり、 口内だけでなく頭皮のマラセチア菌にも効果を発揮します。

使い方は洗髪後、リステリンと水を1:2の割合で混ぜ、 頭皮になじませ、30分程度放置するだけです。

オリーブオイル

オリーブオイルはフケのうち、乾性フケに効果があります。
オリーブオイルは頭皮に天然の皮脂を与えるだけでなく、 頭皮の乾燥を防止し、フケが落ちるのを防いでくれます。
医薬品であるオリブオイルの場合、医師から処方してもらえます。
使用方法はオリーブオイルを頭皮に数滴たらし、 マッサージして放置するだけです。

オリーブオイルと同様、ベビーオイルも効果があります。

その他

その他、フェヌグリークやレモンなども効果があるとされています。


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