接触性皮膚炎とフケ

接触性皮膚炎とフケ
フケの原因の1つに接触性皮膚炎があります。

接触性皮膚炎とは あるものに触れた結果、皮膚が炎症を起こした状態で、 別名かぶれとも言います。

この接触性皮膚炎は、 赤くなったり腫れるだけでなく、 人や接触した物によっては「かゆみ」や「表皮剥離」といったフケ症状が出ることがあります。

ここでは、接触性皮膚炎のうち、 特にフケに関係のある頭皮の接触性皮膚炎の原因となる「シャンプー」や「ヘアケア製品」について、 紹介しています。


フケの原因となる要素

  • 界面活性剤
  • pH(酸性・アルカリ性)
  • パラフェニレンジアミン

界面活性剤の種類

界面活性剤の一部はフケの原因となる乾燥やかゆみを引き起こします。

この界面活性剤は「動物性」「植物性」「合成」、また「それらの混合」があり、 識者によっては「植物性が良い」あるいは「どれも同じである」など様々な意見があります。

しかし、フケとの関係で言えば、刺激が強く接触性皮膚炎、かゆみ、頭皮の剥離を引き起こす「ラウリル硫酸ナトリウム」をまずは避けるだけで、大きな効果があります。

高pH(アルカリ性)を避ける

高pH(アルカリ性)シャンプーとは石鹸シャンプーです。

頭皮を含めて人間の肌は弱酸性のため、 高PH(アルカリ性)シャンプーは菌が繁殖しやすい状態を引き起こし、 痒みや角質層の膨張と頭皮の乾燥によりフケを誘発します。

ピッツバーグ大学の皮膚科医によると、 「洗浄剤の刺激性は、pH、界面活性剤の種類、皮膚の残基の量によって決まる」と述べています。

また別の皮膚科医によると、 「刺激物の量と強さ」、「露出の長さ」、 「皮膚の感受性」、「環境」が重要であると述べています。

フケを防ぐ洗髪方法やシャンプーの選び方については、 フケの洗髪方法 頻度と洗い方フケに効くシャンプーの選び方をご参照下さい。

パラフェニレンジアミン

ヘアケア製品に含まれる「パラフェニレンジアミン」は、 人によっては、「赤み」、「かゆみ」、「フケ」の原因になります。

また、アレルギー反応が出る成分は100種類以上存在し、 (厳しい基準を採用している国の場合、数千種類)、 人によってはこれら製品の利用がアレルギー反応、接触性皮膚炎を引き起こす場合があります。

パーマ液、毛染め液によるフケを回避する方法については、 フケの原因-パーマ液をご参照下さい。


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