フケ治療 医者に行くべき時

「フケ治療は医者要らず」とも呼ばれ、市販のフケ治療薬が多数販売されているため、 それら市販品で治る場合が多くなっています。

しかし、「炎症を伴う」場合や「市販のフケシャンプーでは効果が出ない」場合など、 現在の治療方法を継続するよりも、医者に行った方が良い場合があります。

ここでは、フケ治療で医者に行く方が良いケースについて、紹介しています。


医者にいくべき時

フケ治療で医者に行くべきケースは以下の通りです。

フケ治療で医者に行くべきケース
  • フケの種類がわからない場合
  • 脂漏性皮膚炎の場合
  • 頭皮に炎症を伴う場合
  • 市販品を試して1ヶ月以上、フケが治まらない場合
  • フケ再発により、2種類以上の治療方法を試したい場合

フケの種類がわからない場合

フケは乾性フケ、脂性フケによりその治療方法が異なります。

そのため、乾性フケか脂性フケか個人で判断できない場合には、 医師に頭皮を見て判断してもらうのが最も確実です。

一例を取ると、 頭皮の皮脂を採取し、 原因菌である「マラセチア」の発生状況を顕微鏡で確認できる設備を備えている病院もあります。

ただし、フケの症状を正しく見てもらうため、 洗髪は必ず前日に済ませる必要があります。(シャンプー直後だと正確な状況が分からないため)

脂漏性皮膚炎の場合

炎症の有無に関わらず、脂性フケに効果が高い薬が「ニゾラール(有効成分:ケトコナゾール)」です。

ニゾラールの脂漏性皮膚炎に対する臨床成績は73.8%と非常に高く、 脂性フケの治療を考えている場合、試すべき価値があります。

ニゾラールは市販でも販売されているものの、 病院で処方してもらうと保険が適用されるため、「1~3割負担で購入できる」というメリットがあります。

ただし、医師への初診料などを含めると、それ以上の値段になる場合もあります。
ケトコナゾールを有効成分とするシャンプーは、 脂漏性皮膚炎に効果のあるシャンプー一覧をご参照下さい。

頭皮に炎症を伴う場合

フケは頭皮の脱落を主な症状としますが、 まれに炎症やちくちくとした痛みを伴ったり、 時にはかゆみで頭皮を傷つけてしまうことがあります。

フケとかゆみ以外の症状が出た場合、 炎症や痛みを抑える治療薬として、 病院で処方されるかゆみ止め(非ステロイド)やステロイド薬は有益な選択肢の1つになります。

市販品を試して1ヶ月以上、フケが治まらない場合

市販のフケ治療製品は遅くとも1ヶ月以内で効果が出ることが多くなっています。

そのため、もし1ヶ月以上経過してもフケが治らない場合、 皮膚科での処方箋薬も有益な治療法の選択肢になります。

フケ治療には、 「シャンプー」、「自然派」、「食事」などご自身でできることも多いものの、 「皮膚科」でフケ患者をよく見ている専門性が高い医師の場合、 市販のシャンプーや生活習慣などについてアドバイスをくれることもあります。
フケの治療方法については、メニューをご参照下さい。

再発により、2種類以上の治療を試したい場合

一部の人は一度フケが治っても、再発してしまいます。
そして、再発時にはそれまで効果のあったフケ治療法が効果がなくなることがあります。

このフケの再発防止方法の1つが、「2種類以上の治療方法を試す」ことです。

病院での処方箋薬は、2種類の治療方法の1つの選択肢になります。
フケの再発防止方法については、 フケの再発防止法をご参照下さい。


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