フケの原因となる食べ物

フケの原因となる食べ物
「食べ物がフケの直接の原因になっている」という研究成果は未だありません。

しかし、一部の皮膚科や専門家は、 「砂糖やアルコールなど、一部の食べ物はフケを悪化させる原因になる」と指摘しています。

ここではそれらフケを悪化させる食べ物について、紹介しています。


フケを悪化させる食品一覧

  • 砂糖・炭水化物、脂質
  • アルコール
  • コーヒー
  • アレルギー食品

砂糖・炭水化物、脂質

砂糖や炭水化物がフケを悪化させる理由は2つです。
  • マラセチア菌を増加させる
  • フケ予防効果のあるビタミンを大量消費する

フケの原因菌であるマラセチアを増加させる

砂糖や炭水化物、脂質がフケの原因になると考えられている理由は、 フケの原因である「マラセチア菌」の増殖を促すからです。
マラセチア菌については、マラセチア菌がフケの原因をご参照下さい。

糖分の摂取は男性ホルモン(アンドロゲン)の増加をもたらし、 男性ホルモン(アンドロゲン)による皮脂の増加はマラセチアの増加をもたらします。

特にマラセチアは皮脂中の「トリグリセリド(中性脂肪)」を食餌としますが、 砂糖、炭水化物、脂質が多い場合、デノボ脂肪合成により 皮脂中に「トリグリセリド(中性脂肪)」が多くなってしまいます。

フケ予防に効果のあるビタミンを大量消費する

砂糖や炭水化物はその分解時に体内のビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を大量に消費します。 ビタミンBはフケ予防に効果のある栄養素です。
また、ビタミンC、ビタミンEは体内の抗酸化剤であり、抗炎症成分です。

これらフケ予防に効果のある栄養素を体内から減少させ、 フケあるいはフケによるかゆみや炎症を悪化させます。

コーヒー、紅茶、アルコール

コーヒー、紅茶、アルコールなど利尿作用の大きい飲み物は体内の水分レベルを下げ、 フケの原因となる肌の乾燥を悪化させます。

特にアルコールの中でも砂糖(炭水化物)含有量の多いビール、日本酒、シャンパン、カクテルなどは、 利尿に加えて砂糖の摂取によりフケを悪化させます。

アレルギー食品

接触性皮膚炎のような触れることでフケ症状を発症する以外に、 食物が原因のアレルギーでフケの症状が出ることがあります。

アレルギーの中でも遅延型食物アレルギーやセリアック病は本人も気づきにくい病気で、 「アレルゲンとなる食物をやめたらフケが治まった」、 あるいは「グルテンの摂取(セリアック病)をやめたら、フケやアトピー性皮膚炎の症状が治まった」という報告もいくつか見られます。


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