フケの原因/シャンプー

フケの原因/シャンプー
フケの原因の1つがシャンプーの成分や洗髪方法です。

シャンプーはアレルギー性皮膚炎、一次刺激性接触性皮膚炎など、 頭皮の荒れや乾燥を招くだけでなく、 成分や頻度による皮脂の取り過ぎ(残し過ぎ)などもフケの原因となります。

ここではフケの原因となるシャンプーについて、紹介しています。


シャンプーが原因となるフケ

シャンプーが原因となるフケ
  • 頭皮に負担が大きい成分
  • 皮脂の取り過ぎによる乾燥・脂症
  • シャンプーの頻度

頭皮に負担が大きい成分

シャンプーはその洗浄力、脱脂力、泡立ちを維持する目的で、 界面活性剤を含んでいます。

界面活性剤には様々な種類があるものの、 フケの原因あるいは悪化に繋がる成分で最も影響するのが「ラウリル硫酸(ナトリウム)」です。

  • 肌荒れの原因となる
  • 頭皮の乾燥の原因となる
  • 人によってはアレルギー反応を示す
ラウリル硫酸(ナトリウム)は界面活性剤の中でも脱脂力が強く、 言い換えるとそれだけ毒性が強いため、 肌荒れや乾燥を引き起こし、人によってはアレルギー反応が出る場合があります。

そのため、フケが出ているだけでなく、 頭皮の乾燥や不全角化、アレルギー反応(チクチク、炎症など)が出ている場合、 ラウリル硫酸(ナトリウム)を使用しているシャンプーは避けるべきです。

またラウリル硫酸(ナトリウム)以外にも、界面活性剤には非常に多くの種類があり、 人によってはラウリル硫酸(ナトリウム)以外の成分もフケの原因となります。

そのため、フケが出るようであれば、 なるべく刺激の少ないシャンプーに変更することで、 フケを防止することができます。

フケ用シャンプーについては、 フケ用シャンプーをご参照下さい。

シャンプーの方法、皮脂の取り過ぎ

シャンプーで皮脂を摂り過ぎると、フケの原因となります。

フケは個人の体質が大きく影響するものの、 シャンプーの脱脂力はその個人の体質を覆すほど頭皮に影響を与えます。
そのため、もともと乾燥肌の人の場合、シャンプーの成分とともに皮脂を摂り過ぎると、 乾燥によるフケをより悪化させます。

乾性フケ患者の場合、 シャンプーの成分に気をつけるだけでなく、 「熱すぎるシャワーを使わない」、「頭皮を洗い過ぎない、こすり過ぎない」、 「事前の水洗いに十分時間をかけ、シャンプー量を減らす」など頭皮の荒れ・乾燥を防ぐ工夫が必要です。

また、脂性フケ患者は皮脂を取ることで脂性フケは治まる場合が多いものの、 「皮脂を取り過ぎた結果、乾燥した細かい乾性フケが出るようになった」、 「フケはシャンプー後一時的に治まるが、夕方にはかえって悪化するようになった」 という経験談はそれほど珍しい話ではありません。

そのため、皮脂量を抑える工夫をするとともに、 フケの原因菌であるマラセチア菌を抑制する抗真菌シャンプーが必要になります。
抗真菌シャンプーについては、 脂性フケ・脂漏性皮膚炎に効果のあるシャンプー一覧をご参照下さい。

シャンプーの頻度

シャンプーの頻度とフケの関係については、 様々な論説、経験談があり、どれが良いとは一概には言えません。

一部の医師や専門家は、 「乾燥肌だからと言って、シャンプーの頻度を減らすことは良くない」、 「脂性だからと言って、シャンプーの頻度を増やしすぎることも良くない」と主張する一方、

他の医師や専門家は、 「シャンプーの頻度とフケには全く関係はない」と主張しています。

また、長年フケに悩まされていた女性が、 「シャンプーの回数を減らしたことで乾性フケを改善した」と報告しているブログなどもいくつか散見されます。

シャンプーには、「頻度」と同じくらい「成分」、「利用する水の質」、「洗い方」がフケに影響するため、 頻度だけで解決する問題ではないものの、 乾性フケについては、シャンプーの回数を減らすことでフケを改善する可能性があります。

また、脂性フケについては、 「シャンプーの回数が多すぎる場合、 さらなる脂症に繋がる恐れがある」ことと、 「シャンプーの回数が少なすぎる場合、フケそのものを悪化させる」ことが多いため、 シャンプーの回数は1日1回程度とし、脂性フケ用の薬用シャンプーを利用することが大事です。

脂性フケ用のシャンプーは、 脂性フケ シャンプーをご参照下さい。


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